退職の決意

コラム=無職の流儀=

その日はある日突然やってきた。

上司「いっぽさん(仮称)、関西に異動です」「もうここで続けてもらう訳にはいきません」

・・・

・・・・・

・・・・・・・えっ!?

しかも・・・

・・・降格!?・・・だと!?

「あの・・・何かしましたか?僕・・・」

上司「まぁ・・・かくかくしかじか・・・」

「・・・はぁ・・・なるほど・・・そうですか・・・分かりました」

正直 上司からの話は身に覚えが無い事ばかりであった。

今の部署に配属してきたばかりでまだ2ヵ月ちょっとの状況で周囲(部下)から私に対する不満の声が

挙がったと。このまま店長を任せておく事が不安であると。

#一応 店長と呼ばれる職位でした笑

早い話・・・

You’re Fired!!(あなたはクビだ!)

いや、まぁクビと言っても店長をクビという事で、会社を解雇されたワケではないんですけどね、

正直ショックではありました。

2ヵ月やそこらで自分自身、部下と衝突した覚えも無ければ部下の考えを否定した事も無い。もちろん

部下の悪口や、「アイツは使えない」といった事を周囲や上司にこぼした事も無い。そもそも2ヵ月や

そこらで他人を否定・批判するなんて傲慢な考えもある訳が無い。

むしろ他人を批判する者の声が尊重され、他人を批判しない者が責められるという事に納得が

いかなかったのである。

とはいえ、ここで逆らったとて結果が変わらない事は重々承知している。

そう、さながら半沢直樹の大和田常務のあのセリフ・・・

「キミはもう・・・お仕舞いです」

death!!

恥ずかしながら降格人事や減給なんてものはこれまで一度や二度ではなかった。

しかしこれまでは「自分の不徳の致す処」と受け止め、もう一度努力して元のポジションまで

這い上がる事が自分のプライドであり、プロとしての姿勢だと信じてやってきた。

#根っからのドM

しかし、さすがに今回の評価・人事にはどうしても納得出来なかった。

きっと読者様の中にも似たような経験をされた方も居るのではないでしょうか。

又、仮に今回の人事を受け入れ、次の部署でどれだけ頑張っても、今後の自分にチャンスは二度と

回ってこない事も分かっていた。むしろ会社としてもそんな人物にチャンスを回してはいけないので

ある。

かと言って転職しようにも今の年齢では同じ条件で雇ってくれる所は無く、残るも地獄、辞めるも地獄

そんな状況が一瞬で頭をよぎった。

・・・認めたくないものだな・・・

若さゆえの・・・過ちというものを・・・

by シャア・アズナブル様

いや、別に若くもないし過ちも犯したつもりもないが・・・

この先チャンスも無いと分かっていながら粛々と定年まで働くくらいなら、「辞めるしかない」・・・

そう思ったのである。

ここまで聞くと「なんて上司だ」と思う人も居るだろう。しかし私はこの上司に対して決して恨みは

無く、むしろこれまで何度も私の失敗を寛容な心で受け止めてくれた恩師でもある。そしておこがまし

くも互いに戦友と呼べる旧知の付き合いであり、それこそ20代、30代の頃は夜な夜な盛り場に繰り出し

公私共に信頼を深め合った関係でもあった。ある意味 今回の人事通告は私より辛かったかもしれない

のである。もちろん部下達に対しても恨みつらみは無い。 潮時だったのだと今は思っている。

こうして私の無職への一歩がスタートした。

その一方で私はある意味 燃えていた。

何のアテがある訳でも無かったが、これまでやりたかった事を自由に出来る。

この退職は終わりではなくスタート。

新たな試合の始まりなのである。

さぁ、行こうか。

#ぃゃ怒られるしw

#この髪型とこの表情でこのセリフは絶対怒られるw

冗談はさておき・・・

このブログではアラフィフを迎えた男がある日突然 退職を決めた事からスタートする “無職の一歩” を

皆様にドキュメンタリーとしてお伝えしたい。そして「企業への転職」ではなく、「フリーランスを

目指す人」「副業を考えている人」に希望を与える挑戦、その過程をお見せしたい。

特にアラフォー、アラフィフで色々思い悩んでいる人、そんな人達に少しでも何かヒントや行動の

キッカケになれば良いなと思っております。

「この年齢で今更転職する訳にはいかない…」「何も持たない自分が今の会社を辞めてフリーランス

だなんて…」「副業と言っても…若い子が何か上手い事やっているだけだろう」・・・

分かります。とても分かります。僕も同じです。20年以上会社務めをし、大した資格やスキルも持って

おらず、このブログを立ち上げるのにもひたすらネットとYoutubeで調べまくってやっとの思いで完成

させた状況です。

ですが、そんな自分だからこそ伝えられるものがあると思うのです。

決して副業や転職を強要している訳ではありません。一度きりの人生、少しでも読者の皆様と一緒に

楽しく成長できれば幸いです。

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